KCPの養成講座を選んだ理由
私は来日して28年目の韓国人です。
学校を卒業してからは社会人として働いておりますが、いろんな国の外国人と接する機会が多い自分として効率よく日本語を教える力と、行き詰り到底伸びなさそうな自分の日本語能力に新しい息を吹き込ましたかったのでKCP日本語教師養成講座を通うことになりました。
こちらのKCPを選んだ第一理由としては、26年前、私はこちらの日本語学校の卒業生であることが言えるでしょう。
もちろん、日本語を学ぶことと日本語教師を目指すことは別のことですから、いろんな学校の養成講座の説明会に足を運び3か月におよび検討と比較の時間を持ちました。
他の養成講座の素晴らしいとも言える統計による実績のことは無視できないことと思いますが、個人的に26年前に日本語を教えてくださった先生達が未だに現役講師陣としてずらりといらっしゃることが何処とも比べるものにならない嬉しいことでした。当初、凄く献身的で尊敬せざるをやまない先生達にもう一度教えていただきたい気持ちが強かったのが、他の受講生の方と違う私だけの特殊な理由でもあります。
学生さんと日々身近に接し、直ぐに実践に移せる本物の授業ができることと信じ日々頑張り始めてあっという間に一か月が過ぎてしまいました。その一か月がすごく短く感じているのは、少人数制であって個人サポートも充実していたために、先生達と一丸となって走ってきたことに理由があると思います。
26年前と大分昔ではありますが、卒業生だからこそ自信をもって言えるKCPの先生達の良さは卒業してからの付き合いを通し更に実感できる機会はたくさんありました。今後も学校と企業との連携が上手く取れるところに役に立てればと考えております。
一点、
主な学習カリキュラム内容である、
言語学概論、日本語の音声、日本語の文法(初級)、日本語の文法(中・上級)、日本語教育法、世界と日本、評価・テスト、クラス見学、第二言語習得、認知言語学・心理言語、社会言語学、異文化・多文化理解と教育、日本語教育とICTなどのこの数ある授業項目が日々プレッシャーとして押してくることも事実です。現時点では実習に向けたいろんな準備で大変な時期がちらっと見えてきます。でも、学生たちの笑顔に励まされると信じ頑張りたいと思います。
さっそく明後日から3回目の指導法演習が私を待っています。
今夜も大きい鏡の前で若しくは撮影モードにしておいた携帯端末機の前で
役者に成り切ろうしている恥ずかしいとしか思われない自分の姿を
見続けることにします。明日は少し厚かましくなれることを信じながら、、、(S・K)