9/24/21

コロナの影響で対面での実践練習の授業と実習がずれ込んで、9月末の修了予定が1か月延びて、修了までの残りの期間は約1か月半。教育能力検定試験もあるし、アッと言う間ですね。

さて、先日は「上級指導法演習」の授業を受けるに先立ち、日本語学校の上級クラス見学をさせて頂きました。語彙と文法の授業を見せていただいたのですが、本当にプロの先生方の授業はすごいの一言です。

M先生の日本語の滑舌の良さ、スピードの緩急、学生の発話を、新しい文法項目に落とし込んでジョークのような例文を作ってしまう経験値の高さ。その技術(才能?)を拝見するたびに、私も学生になったように引き込まれてしまいます。

今回は上級クラスという事で、講義形式の授業を想像していましたが、基本は初・中級と同じで、学習者の発話を中心に進めていくスタイルでした。しかし、話を展開する中でどんどん社会問題に繋がり、そういった視点と表現を養う訓練が入ってくるあたりは、さすが上級の授業だと思わされました。4技能をフル活用する、学生が楽しみながらの授業でした。

自分でもこんな授業をしたいと思うものの、上級ではその文法をどういう状況で使うか、発話者の気持ち、受け手の気持ちはどうかなど、教師も深く分析・勉強する必要があると、改めて考えさせられました。最後の「指導法演習」と「教壇実習」という大きな山! 
また教案書きが始まりましたが、最後まで頑張ります!