2019年2月2日土曜日


書道体験に参加して

128日の月曜日、午前中の授業が終わってから書道体験があった。
インフルエンザの大流行に加え、受験真っ最中という時期の開催だったが、
参加者は留学生に加え、養成講座からも4名参加し計16名。
教室は賑々しく、なかなか盛況な様子。

年始の書き初めという事もあり、山本先生の選ばれた文字は「夢」の一文字。ホワイトボードに大きく書かれたお見本を見ながら、
筆使いなどのポイントを聞き、
みんなのテンションが上がってきたところでいざスタート!

漢字圏の生徒たちは筆の扱いも手慣れた様子。
一方、非漢字圏の生徒たちは、筆先を整える事もままならない生徒や、
なかなか書き始められない生徒もいた。
左利きの生徒は勿論左手で筆を握っている。
名前は左下ではなく、右側の方がスペースが広いから
とそちらに書き込んでいる生徒もいる。
自分たちなりに判断していて、これはこれで楽しそうだ。

書道なり華道なり、道のつく作法には
「こうでなくてはいけない」という約束事も多いが、
初期の段階では、まず楽しめそうな雰囲気を作り、
その中で自発的に取り組めるようにする、参加していく、という事も
大切なんだな(これは授業にも通じる事かもしれないな)と感じた。

また、日本人は書き初め=新たな年初めの行事、と思っているが、
学生にとっては「学校に入学した時点が年初め」とも考えられる。
各々書き終わって帰る時にはとてもいい笑顔になっていたので、
新入生が入ってくるタイミングで都度開催してもいいのではないか
と感じたイベントだった。